接続構造から確認する
バスバーのインサート成形を見積依頼する際は、導体の形状と周囲の樹脂構造を一緒に確認できる資料を用意します。手元の図面を提出し、接続箇所、固定位置、組立時の取り合いを示してください。金型の検討対象が明確になり、その後の材料や検査条件も話し合いやすくなります。
DY のカタログには、三つの角形ねじインサートと成形された隔壁を持つコネクタサンプルや、筒状端子を使った板状バスバーサンプルがあります。これらは接続レイアウトの違いを示すものです。写真で確認できるのは外から見える構造であり、プロジェクトに必要な性能は図面と検証条件に基づいて定めます。
樹脂部品とインサートの版をそろえる
二次元図面と手元の三次元モデルに、それぞれの版番号を付けてください。内容が異なる場合は、該当寸法についてどちらを優先するかを明記します。インサート図面には指定材料と表面状態を記載し、位置決め形状、露出させる接触面、絶縁樹脂の被覆範囲を示してください。各部の取り合いを同じ版に基づいて検討できます。組立資料があれば併せて提出し、固定箇所と嵌合位置を説明してください。
使用条件と確認項目を明記する
必要な電圧・電流、使用環境、材料要求、絶縁の判定基準を記載し、予定する検証方法も説明してください。別のカタログサンプルから、このプロジェクトの定格を判断することはできません。寸法、外観、機能の確認項目は部品の定義に対応させます。未確定の要求は推測値で埋めず、検討事項として挙げてください。
供給範囲とサンプル承認を決める
金型の依頼と成形部品の依頼を分けて記載し、インサートの供給者と受入検査の担当を明確にします。金属加工、めっき、組立についても、それぞれの範囲を取り決めます。サンプル承認の際は、図面の版、サンプル識別番号、検査記録を対応させ、結果がどの版に基づくものか確認できるようにしてください。
- サンプル数量、想定する生産需要、希望日程を分けて記載します。
- 承認に必要な寸法、外観、機能の確認項目と、合意した記録内容を明示します。


